看護部
看護部長からのメッセージ
思いやりをもった仕事ができる
凛とした看護・介護職員を育てたい。
神代病院では、地域の患者さんとそのご家族の方へまごころをこめた「安心と生きがい」につながる医療・看護・介護を目指しています。
病院内で働く様々な職員は、安全で質の高い医療・ケアを行い、患者さんやそのご家族の方に満足いただけるよう日々業務を行っています。
また、地域の患者さんから選ばれる病院になるために、病院で働く様々な職種とチーム医療を行ってまいります。
看護部長 野田順子
看護部の概要・特徴
病院の理念の下、地域に根ざした保健・医療・福祉を融合させた、安心と生きがいにつながる看護・介護を提供します。
また、教育体制の充実、ワークライフバランスの充実にも努めています。
看護部理念
豊かな感性を育て心温かい看護を提供します。
- 患者さんに寄り添う看護・介護を目指します。
- 信頼関係を深め、安心医療の提供を目指します。
- 日々、知識と技術の研鑽に努めます。
組織体制
一般病床10床(10:1)、地域包括ケア病床32床、回復期リハビリテーション病棟58床の計100床です。
2つの病棟で24時間365日、安心できる看護・介護をつなげていきます。
看護提供方式
チームナーシング方式
受け持ち看護方式
勤務体制
日勤 | 8:30~17:30 |
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夜勤 | 17:00~翌朝9:00(2交代制) 病棟により、早出・遅出あり |
パートタイム | 勤務時間は相談可 |
神代病院の教育体制
当院は、一般病床、地域包括ケア病床、回復期リハビリテーション病床を有し、地域に根ざした保健・医療・福祉が求められる病院です。これにより医療環境の変化に応じて求められる看護師像を踏まえた教育が必要となっています。
全国レベルの基準と整合性を図りながら、地域包括ケアが実践でき、組織が求める能力をバランスよく備えた人材育成をするために、2022年よりJNAクリニカルラダーを基に当院の特性も踏まえたクリニカルラダーを導入しました。
また、看護継続教育として、ナーシング・スキルライト(e-ラーニング)を導入し、標準的な看護知識や手順・技術が自分の空いた時間に学習できるようなサポート体制も準備しております。そして、クリニカルラダーの推進だけでなくチーム医療活動を通して、褥瘡対策や感染対策、医療安全、栄養サポートも一緒に学び、実践していきます。
目指す看護師像
地域の中で多職種連携の中心的役割を担い、患者の個別性に配慮した看護ケアが提供できるよう目指します。
教育理念
専門職として、変化する地域社会のニーズに対応するための能力を身につけ、質の高い看護ケアを提供できるようになります。
教育目的
主体的かつ自律的に専門職として地域社会のニーズに対応するための能力を身につけ、質の高い看護ケアを提供できるよう目指します。
教育目標
- 地域医療の中心的役割を担うために、自施設内外との連携・協働することができる
- 患者の意思決定を支えながら、質の高いケアを提供することができる
学習と業務の支援について
当院では、新入職のスタッフすべてにプリセプター制を導入し、業務面・学習面・精神面での支援を行っていきます。
また、プリセプターだけでなく、全ての師長・主任も一緒に支援をしていきます。
- 働く場での支援
管理者やプリセプターで、日々の看護実践を通じた経験や研修等で得た知識を、更に次の実践に活かせるよう支援します。例えば、実践した看護や事例を共に振り返り、その経験から得られる学びについて話したりします。
また、組織内外の研修だけでなく、学術集会への参加や研究活動、eラーニングを活用した学習環境整備しております。 - 新人看護職員への支援
看護職の免許取得後初めて就業する新卒の看護職に対しては、社会人および組織人として、自組織への適応の支援が重要となります。
更に、日々の看護実践にあたり、どのような生涯学習が必要かについて管理者やプリセプターと共に考える機会を設け、一人ひとりの主体的な取り組みを支援していきます。 - 既卒の看護職への支援
他の病院で就業した後、当院に転入してくる既卒の看護職には、個人が生涯学習・キャリア形成してきたことを活かしつつ当院で活躍できるよう、支援をしていきます。
既卒の看護職の方は、まず対話や各種マニュアルを活用した理解を進め、看護職に求められる能力を、どの程度開発・維持できているか管理者と一緒に確認していきます。そして、当院で看護実践を行うために、更にどのような能力開発が必要か確認し支援していきます。
プリセプターから新入職員への具体的な業務の支援内容の一例
経験年数・習熟度 | 主なサポート内容 |
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新人~2年目 | ●業務面や技術面、学習面、電子カルテの操作 ●精神面でのサポート ●医療機器の取り扱い ●クリニカルラダーの支援 |
3年目~5年目 | ●業務や精神面の支援 ●電子カルテの操作 ●病院の特性や、主な検査や処置について ●クリニカルラダーの支援 |
5年目以上 | ●業務面、精神面でのサポート、電子カルテの操作 ●病院の特性、主な検査や処置について ●地域の特性、地域包括ケアシステムなどを知り、地域医療について一緒考えることができる ●クリニカルラダーの支援 |
中途採用者 | ●経験年数に応じて、上記の内容でサポート ●クリニカルラダーの支援 |
ブランクがある方 | ●今までの経験や看護習熟度を管理者と話合いながら、個別のカリキュラムを考えていきます。 例)パソコンを触ったことがない、医材が変わり全くわからない、病院勤務の経験がない、かなりブランクがあるetc… |
教育体制について
- 入職時に管理者と面談を行い、現在の状況をお互いに確認・把握して支援を計画していくことができるような体制を準備しております。
- 新入職者は新人や中途、ブランクの有無に関わらず全ての方にプリセプターを付け、相談しやすい環境にしています。日常の業務では、最初はペアの看護師と一緒に業務をする、そして、不安なく1人で業務ができるようなサポートを行っていきます。
- 法人・病院・看護部の機能をわかりやすく説明します。
- 各病棟では業務マニュアル、チェックリストなどを用いて病棟の機能や特徴をオリエンテーションを説明していきます。
- 生涯学習としてe-ラーニングを取り入れ、標準的な看護知識や技術を身に付けていけるようにします。
技術や知識の習得状況のイメージ
各ステップでの目標
STEP 1 | 助言・指導を受けながらできる |
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STEP 2 | 必要に応じて助言を得ながらできる |
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STEP 3 | 一人でできる |
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STEP 4 | 後輩(新人・新入職)の指導ができる |
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STEP 5 | 役割モデル |
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新人看護職員
まず、第一の目標!
病院に慣れる!先輩(指導者)に慣れる!
同僚に慣れる!部署に慣れる!仕事に慣れる!
- 新人看護職員チェックリストを準備しています。e-ラーニングと連動して作成しているので現場での経験だけでなく、知識や技術を身に付けることができます。
- 各部署には、手順や業務のマニュアルも準備しています!わからないことは、プリセプターや先輩からアドバイスを受けたり、e-ラーニングを活用して知識や技術を身に付けていきましょう!
- 各部署の管理者やプリセプターとは、定期的な面談以外にも必要時と希望時には面談をして、一緒に問題解決をしたり、目標設定を行っていきます。
既卒者、中途採用者(ブランクなし)
レディネスの段階に応じて
教育プログラムを考えていきます!
- 環境が変わると分からないことや不安が多いと思います。看護師としての経験年数にかかわらずプリセプターからのサポートを受け、周りのスタッフにも相談しやすい環境の提供を行っていきます。そして、前の職場での技術や知識の習得状況に応じて、教育スケジュールを考えていきます。
- 新人職看護職員チェックリストを準備しております。必要に応じて、必要な部分を活用しながら、プリセプターや管理者と知識と技術の習得状況を確認していきます。
- 各部署には、手順や業務のマニュアルも準備しています。わからないことは、プリセプターや先輩からアドバイスを受けたり、e-ラーニングを活用して知識や技術を身に付けていきましょう!
- 各部署の管理者やプリセプターとは、定期的な面談以外にも必要時と希望時には面談をして、一緒に問題解決をしたり、目標の見直しを行っていきます。
参考資料:STEP3の場合の一例
入職後 | 目標 | サポート体制 |
---|---|---|
入職日~入職後1週間 | ◇シャドーウィングを行い、電子カルテを使用することができる ◇患者の情報収集を行い、名前と顔を一致することができる ◇ペアと一緒に患者を1~2名受け持つことができる |
プリセプター・管理者からの声掛け 主任と面談 |
入職後1週間~1か月 | ◇ペア、またはサポーターと一緒に部屋を1~2部屋受け持つことができる ◇日勤業務の流れがわかる ◇看護処置をペア・サポーターと一緒に実施することができる |
プリセプターと面談 師長と面談 |
入職後1か月~2か月 | ◇1人で1~2部屋を受け持つことができる ◇病棟内の検査を知り、ペアと一緒の検査に案内することができる ◇経験のある看護処置は1人で実施することができる |
プリセプターと面談 主任と面談 |
入職後2か月~3か月 | ◇日勤業務を1人で実践することができる ◇患者を検査に安全に案内することができる ◇フリー業務ができる |
プリセプターと面談 師長と面談 |
入職後3か月~6か月 | ◇早出・遅出業務ができる ◇夜勤をすることができる ◇病棟内の業務改善点や疑問点に気付くことができる |
師長・主任と面談 プリセプターと面談 |
既卒者・中途採用(ブランクあり)
ブランクに合わせた段階別教育プログラムを考えていきます!
- 医療現場の環境変化や、医療器材、電子カルテなど分からないことや不安が多いと思います。そして、一緒に働く仲間の年齢層や職場環境にも不安が多いと思います。経験年数やブランクの期間も考え、プリセプター制度を活用し医療現場への復帰を支援します。そして、以前の職場での経験と現在の状況に応じた教育スケジュールを考えていきます。
- 新人職看護職員チェックリストを準備しております。必要な部分を活用しながら、プリセプターや管理者と知識と技術の習得状況を確認していきます。自信がない知識や技術がわかることで、どのような自己学習が必要なのか、どのような経験が必要なのかなど、プリセプターや管理者と一緒に考えていきます。
- エビデンスや医材は、患者さんにも医療従事者にも安全性を考慮した物へと変わってきています。各病棟に配置している看護技術のマニュアルや、マニュアルと連動したe-ラーニングを活用し、知識や技術のブラッシュアップを支援します。
- 各部署には、看護技術や業務のマニュアルも準備しています。わからないことは、プリセプターや先輩、同僚からアドバイスを受けたり、e-ラーニングを活用して知識や技術を身に付けていきましょう!
- 各部署の管理者やプリセプターとは、定期的な面談以外にも必要時と希望時には面談を行い、一緒に問題解決をしたり、目標の見直しを行っていきます。
クリニカルラダーについて
クリニカルラダーの実践は支援者を付け、一人で悩まず、相談できる&楽しく学習ができるよう取り組んでいます!
先述したとおり、当院は一般病床、地域包括ケア病床、回復期リハビリテーション病床を有し、地域に根ざした保健・医療・福祉が求められる病院です。病院の特性を理解し、地域包括ケアの実践ができ、患者さんにあった看護サービスの提供が必要となります。
クリニカルラダーⅠ~Ⅲでは、基本的な看護から患者の個別性を考え、判断・実践ができるような知識や技術を習得することを目的とした内容となっています。クリニカルラダーⅣ以降は、ジェネラリスト、チーム医療の中でもリーダーシップを発揮できる看護師や看護管理者を目指すこともできるような内容となっています。
クリニカルラダーⅠとⅡでは事例を用いて、アセスメントに重点を置きながらアドバイスを行っていきます。看護過程の展開を学ぶだけでなく、より知識を広げていくため動画研修や院外研修なども経験していきます。
クリニカルラダーⅢとⅣではリーダーシップやマネジメント能力を身に付けることができるように、実際に部署内で活動ができるように看護部全体でサポートを行います。ただ大変だったというクリニカルラダーではなく、周りと対話を持ち多職種とも協働することで、スキルとして今後活用できるように支援を行っていきます。
子育て支援
託児所完備で子育て支援も充実
- 対象児童:0歳~小学校就学前
- 利用料金:月額10,000円(一時預かり1日1,000円)
- 食事代:1日250円(おやつ代含む)
- 利用条件:医療法人三井会の職員
- 産前・産後休暇取得可
- 育児休暇取得可
- 看護休暇取得可
- 育児短時間勤務可
- 時間有給制度(1時間単位の有給取得可)
その他
- 職員駐車場完備(無料)
- 職員食堂あり(希望者は定食315円で提供)
- コンビニあり(日・祝休み)
お問い合わせ
TEL. 0942-78-3177
FAX. 0942-78-3918