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2026.07.14
汗と摩擦で悪化?農作業中の「粉瘤(できもの)」に注意

■Case
首の後ろに小さなしこりがあり放置していたが、汗をかく季節になり赤く腫れて痛みが出てきた。
■初期対応
粉瘤は、炎症を起こすと急に痛みや腫れが強くなることがあります(感染症粉瘤)。
① 清潔を保つ
・汗や汚れをこまめに拭く
② 刺激を避ける
・無理に押したりつぶさない
③ 悪化時は早期の受診
・患部をこすらない
⚠ 注意
・赤く腫れる、痛みが強い
→ 炎症や感染の可能性
■始発部位
首・背部・腋窩(脇の下)

🌾 医師の見解
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の組織ができ、その中に垢(あか)や皮脂がたまる良性のしこりです。放置すると少しずつ大きくなり、自然に治ることはほとんどありません。
炎症や感染を起こすと、赤く腫れて強い痛みを伴い、切開して膿を出す処置が必要になることがあります。その場合、治療が長引いたり、傷あとが残りやすくなったりすることもあります。
痛みや治療期間を考えると、炎症が起きていない時期に切除を検討することが勧められます。特に、汗や摩擦が多い農作業では悪化しやすいため注意が必要です。
🏥 【医療機関を受診した方がよいケース】
・赤く腫れ、固くなっている
・繰り返し炎症を起こす
・急激な腫れと強い痛み
・自然に膿が出てしまった
・発熱を伴う
🌱 迷ったときは早めの相談を
「そのうち治るだろう」と放置せず、まずは皮膚の下のしこりや違和感に気づくことが大切です。感染する前の痛みがない柔らかい腫瘤のうちに、相談しましょう。
■今回の記事を監修した医師

緒方 裕 医師(外科)
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医
日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
「Medi-AGRI」とは
当院をご利用いただいている患者様の職業の多くに「農家」の方がいらっしゃいます。
そんな地域の農家の皆さんの健康管理の一助となればと考え、一般的な医療情報を紹介する「農家の皆さんのための医療参考」ページを公開します。事前にご覧になられる中で、日常の作業における健康管理や、体調変化に気づくための参考情報としてお役立てください。