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2026.09.03
収穫期に増えるコンバイン事故

■Case
稲刈りの最中、コンバインにワラが詰まってしまいました。
「すぐ取れるだろう」とエンジンをかけたまま手を入れたところ、突然ローラーが動き、手を巻き込まれてしまいました。
収穫時期は作業を急ぎたくなりますが、「あと少し」が大きな事故につながることがあります。
■初期対応
コンバインによる事故では、手や指の大きなけがや、多量の出血を伴うことがあります。
慌てず、周囲の人と協力しながら対応しましょう。
① まず機械を完全に停止する
事故が起きたら、エンジンを止め、キーを抜くなどして機械が再び動かない状態にします。
② 出血している場合は圧迫止血を行う
清潔なタオルやガーゼで傷口をしっかり押さえます。
大量に出血している場合は、救急車を待つ間も圧迫を続けます(心臓より患部を高くしましょう)。
③ 切断した指や手足の一部は適切に保管する
切断された部位は、再接着のため清潔なガーゼや布で包み、袋に入れます。
その袋を氷水の入った別の袋や容器で冷やし、直接氷には触れさせないようにして医療機関へ持参しましょう。
🌾 コンバインを扱う時の注意
コンバイン事故では、「少しだけだから」「すぐ終わるから」という油断が大きな事故につながることがあります。
ワラや稲が詰まった場合は、必ずエンジンを停止し、機械が完全に止まったことを確認してから作業してください。

🚑【救急要請が必要なサイン】
次のような場合は、すぐに119番通報を検討してください。
- 出血が止まらない
- 指や手足が切断された
- 骨が見えている
- 手足が動かない
- 意識がもうろうとしている
- 顔色が悪く、冷や汗が出ている
🏥【医療機関を受診した方がよいケース】
- 手や指を強く挟んだ
- 腫れや痛みが強い
- 傷が深い
- しびれが続く
- 指が動かしにくい
収穫期は天候との勝負でもあり、「これくらいなら」と無理をしてしまうことがあります。
しかし、農機事故は短時間の判断ミスが大きなけがにつながることがあります。
一人で対応しようとせず、周囲に助けを求め、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
■今回の記事を監修した医師

緒方 裕 医師(外科)
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医
日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
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